Martin MC-DSM (2007)

Martinのレアモデル、MC-DSMが入荷しました！

2007年に100本限定で製作されたモデルで、本機は42本目です。

大きめの0000ボディで、太く迫力のあるサウンドが特長です。

TOPはイタリアンアルパインスプルース。

煌びやかな倍音があり、繊細で少し柔らかめのトーンが特長の材です。

新品時から鳴りやすく、レスポンスの良さから近年人気があります。

S/Bはフィギュアドハワイアンコア。

美しいフィギュアドの杢目が出ている材で、近年はギター用の材で良い物は入手が困難になっています。

明るいブラウンカラーで、光を当てる角度によって表情が変わり、最も美しい材の一つでしょう。

ハワイアンコアは明るく抜けの良いサウンドで、意外とどんなスタイルでも使いやすいと思います。

角の四角いモダンなヘッド形状に美しいブラックエボニーのヘッドプレート。

Martin&Co.のロゴはアバロンでインレイされていて、周りには1本パーフリングが装飾されています。

チューナーはWaverlyの丸つまみが付いています。

指板、ブリッジはエボニー。

色が黒くとても良いエボニーが使われています。

ポジションマークはFoden Styleのインレイです。

1911年から1917年までMartinがニュージャージー州のEnglewoodでギターを教えていたWilliam Fodenの生徒の為に作ったFoden Special Guitarsと呼ばれている物があります。

そのギターにはStyleはA、B、C、D、Eとあるのですが、このMC-DSMはFoden Special GuitarsのスタイルDのインレイが施されています。

ブリッジはストレートの仕様で、シンプルな仕様になっています。

サウンドホール周りにはファインヘリンボーンのロゼッタ。

元々ピックガードのない仕様でしたが、鼈甲のピックガードが貼られています。

ボディ外周はシンプルなパーフリングとブラックのバインディングで、全体的にはシンプルでまとまったルックスになっています。

僅かな擦り傷はありますが、ほとんど使用感のない綺麗なコンディションです。

0000サイズのたっぷりと余裕のある出音！

それに加えてイタリアンアルパインらしいふっくらとした音の広がり、さらにハワイアンコアの煌びやかな音の成分が入り、素晴らしいサウンドのギターです。

ハワイアンコアのギターってどうしても音が固かったり、鳴らない物もあるのですが、このギターはとても良く鳴ってくれて、指で弾いてもレスポンスが速く、弾いていてとても気持ちいいです。

爪が当たった時のシャラーンと高音が出る感じはハワイアンコアならではだと思います。

0000でハワイアンコア、さらにカッタウェイボディとレアなスペックのギターです。

気になる方は是非お試しください。