Martin 2 1/2-18 (1921)
| CONDITION: | EXF |
|---|---|
| TOP: | Adirondack Spruce |
| SIDE BACK: | Honduras Mahogany |
| FINGER BOARD: | Brazilian Rosewood |
| BRIDGE: | Brazilian Rosewoodd |
| NUT WIDTH: | 45.5mm |
| BRACING: | Fan Bracing |
| PICKGUARD: | ー |
| SCALE: | 620mm |
| BINDING: | Brazilian Rosewood |
| TUNER: | Original |
| CASE: | Chipboard Case |
素晴らしいサウンドとコンディションの2 1/2-18が入荷しました。
1921年製の1本で、20年代でファンブレーシングのモデルはとても珍しく、この個体しか見たことありません!
TOPはアディロンダックスプルース。
18らしい少し独特な杢目ではありますが、現代では手に入らないような素晴らしい質の材。
S/Bはホンジュラスマホガニー。
まだ明るいカラーで、柾目の綺麗な材です。
Style-18は1857年に登場し、当時のStyle-17とほぼ同じ外観でした。
ですが、Style-17が2 1/2サイズと3サイズ、Style-18は2サイズとボディサイズで分けられていました。
元々ブラジリアンローズウッドS/Bでしたが、1917年頃からマホガニーに変更になります。
18スタイルなので丸穴のスロテッドヘッド。
ヘッドプレートに使われているブラジリアンローズウッドの杢目は良い雰囲気です。
当時はまだ表のロゴが存在しないので、ヘッド裏にバックスタンプが押してあります。
チューナーはブラスプレートのオリジナル。
このチューナーはWaverly製で、プレートに網目模様の装飾が入り、つまみは模様の入ったアイボロイドが使われています。
指板、ブリッジはブラジリアンローズウッド。
指板材は一見エボニーと間違うほど色が濃く、素晴らしい材です。(1mくらい離れたらエボニーにしか見えません)
ブリッジは杢の出た特長的なルックスで、ピラミッドブリッジです。
ウッドが使われているスタイル18のロゼッタにブラジリアンローズウッドのボディバインディング。
とてもシンプルな佇まいですが、オーラ抜群のギターです。
チューナー、ナット、フレット、ブリッジ、ブリッジピン、エンドピンはオリジナル。
サドルだけ交換されています。
ノークラックで塗装も全てオリジナル。
こんなコンディションのギターとてもレアだと思います!
ファンブレーシングらしい柔らかなとろけるような音色!
とにかく色気がたっぷりで、軽く爪弾くだけで幸せになれます。
サイズは小さいですが、音量は大きく、音の太さもこのサイズでは考えられない程太いです。
1800年代のアイスクリームコーンヒールでファンブレーシングの個体はもっと材も薄く、もっとふわっと鳴りますが、この時期のファンブレーシングのギターはもう少し音に芯があります。
とにかく良いギターお探しの方は超おすすめの1本です。
個人的にはファンブレーシングのナイロン弦マーチンはマーチンの歴史の中でもベストサウンドの1つだと思います。
是非ご検討ください!






















