Pre War Guitars OM-28 Distress Level 1(2018)

アメリカのノースカロライナ州で製作されているPre war Guitars！

2016年頃からエイジド加工を施した戦前スタイルのギターを作り始め、その完成度の高さからヴィンテージコレクターや有名ミュージシャンを始め、世界中から人気のあるルシアーギターです。

今回の入荷はOM-28 Distress Level 1の個体です。

TOPはトリファイドのアディロンダックスプルース。

熱を加えることで、ヴィンテージギターのトップ材の経年変化を再現しています。

実際のサウンドもとても音抜けが良く、こなれています。

使われている材も素晴らしく、トルクフルでパンチのあるサウンドはこのアディロンダックならではです。

S/Bはブラジリアンローズウッド。

この個体は当時お客様のカスタムオーダーで製作した1本で、オーダー時に選んだ素晴らしい杢目のブラジリアンローズウッドです。

写真を見て頂いて分かる通り、色が濃く、バックのセンターには黒いラインが綺麗に伸びており、ヴィンテージギターに使われていたような質感の材です。

サイドの杢目は綺麗に真っ直ぐ伸びており、素晴らしい材です。

ロゴのないヘッドにはブラジリアンローズウッドのヘッドプレート。

裏にPre war Guitarsのバックスタンプが押されており、オリジナルのOM-28と同じような仕様になっています。

チューナーはレリック加工がされたWaverlyです。

指板、ブリッジはガボン産のエボニー。

色が濃く、とても密度のある材です。

ポジションマークはショートパターンのダイヤモンド&スクエアインレイ。

このポジションマークも当時のマーチンのような手作業で行われており、少し歪んでいたりとオリジナルのような手作りの雰囲気が味わえます。

サドルはロングサドル。ブリッジピンは溝のない仕様になっています。

サウンドホール周りにはオリジナルと同じようにメイプルを使ったスタイル28のロゼッタ。

このロゼッタだけでも、かなり雰囲気が良い仕上がりです。

ピックガードはPre war Guitarsが製作しているオリジナル。

このピックガードも市販品とは違う素晴らしいルックスと完成度です。

ボディトップの外周にはヘリンボーンのトリム。

このヘリンボーンもオリジナルに近いような仕上がりを求めて、彼らが特注しています。

ボディのバインディングはアイボロイド。

ボディバックセンターの寄木細工は継ぎ目のないジグザグです。

塗装のウェザーチェックのみのほとんどダメージ加工のないDistress Level 1。

中古ですが、弾き傷などもなく、新品同様品です。

接着剤にはニカワを仕様。

ネックのトラスロッドはアジャスタブルロッドを採用し、調整が可能になっています。

音に芯があって、遠くに音が飛んでいく感覚は正にヴィンテージギターのようです。

音の太さ、音の抜け、反応の良さはとにかく抜群で、素晴らしい鳴りです。

パワフルなサウンドはもちろん、ブラジリアンローズウッドらしいクリアな28サウンドは極上の一言。

現代のギターとして、最高峰のサウンドの1本だと思います。

オリジナルと同じようにどんなジャンル、演奏方法でも様になるサウンドです。

是非、店頭でお試しください。おすすめの1本です！