
CONDITION: | NM |
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TOP: | Bearclaw German Spruce |
SIDE BACK: | Pernambuco |
FINGER BOARD: | Ebony |
BRIDGE: | Brazilian Rosewood |
NUT WIDTH: | 44.4mm |
BRACING: | Lattice Bracing |
PICKGUARD: | Clear |
SCALE: | 637mm |
BINDING: | Macassar Ebony |
TUNER: | KTAR |
CASE: | Original Hard Case |
富山県に工房を構える荻野裕嗣氏が製作したOMCが入荷しました!
杉田賢司氏やErvin Somogyiの元でギター製作を学び、自身のブランドのギターを2014年から製作しています。
TOPはベアクロージャーマンスプルース。
強烈なベアクローの杢が入っている材で、色白のとても綺麗な材です。
S/Bはペルナンブーコ。
ペルナンブーコはブラジル原産のマメ科の木材です。
別名はパウ·ブラジル(赤い木という意味)と呼ばれ、この木材がブラジルの国名の由来となっています。
赤く染める染料に使われたり、楽器としては18世紀にヴァイオリンの弓製作のストラディヴァリウスと評価されるフランソワ·グザヴィエ·トルテが弓材に最も適している材と評価しています。
材自体は非常に希少な物で、ギター材として見る機会はほとんどありません。
ギターを見ると、とても綺麗なオレンジ色の材で、柾目の美しい材です。
アフリカンブラックウッドが貼られたオリジナルシェイプのヘッド。
チューナーはイタリア製のKTARが採用され、ココボロのつまみが付いています。
指板はエボニー。
ポジションマークのないシンプルな仕様です。
ブリッジにはブラジリアンローズウッドが使われています。
サウンドホール周りには太く迫力あるスポルテッドメイプルのロゼッタ。
ピックガードは薄いクリアの物が貼ってあります。
ボディのバインディングはマッカーサーエボニー。
貝の装飾はなく、とてもウッディな温かいルックスのギターです。
とても小さな打痕が数箇所とボディエンドに表面上のヘアラインクラックがありますが、ほとんど使用感のないニアミントコンディションの1本です。
密度がありながらも少ししなやかなトーンで、素晴らしいサウンドの1本です。
パッと浮かぶ印象としては、シンカーマホガニーとキューバンマホガニーの良いところを合わせたようなサウンドで、全体的には艶のある明るいトーンです。
OMサイズですが、深い低音と音の押し出し感がしっかりとあり、弾いていて気持ち良さがあります。
レスポンスも速く、どのポジションで弾いても軽く綺麗に音が出てくれるこの感じはフィンガースタイルのプレイヤーは嬉しいと思います。
是非店頭でお試しください!
製作本数が多くない為、貴重なギターだと思います。