CONDITION: | EX+++ |
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TOP: | Sitka Spruce |
SIDE BACK: | Brazilian Rosewood |
FINGER BOARD: | Ebony |
BRIDGE: | Ebony |
NUT WIDTH: | 43.5mm |
BRACING: | Forward Shifted Scallop X Bracing |
PICKGUARD: | Tortoise |
SCALE: | 645mm |
BINDING: | Ivoroid |
TUNER: | Original |
CASE: | Hard Case |
アメリカの有名なギターショップが当時91本カスタムオーダーで製作したD-45 Mandolin Brothers Limited!
今となっても語り続けられるD-45のカスタムモデルです。
しかも、今回の入荷はその中でも5本のみ製作されたBrazilian RosewoodS/Bの個体です。
TOPはシトカスプルース。
当時はアディロンダックスプルースはマーチン社になく、代わりに最高グレードのシトカスプルースが使われています。
少し硬質で煌びやかな倍音と出音にメリハリがある材です。
S/Bはブラジリアンローズウッド。
赤茶色の少し明るい色で、ブラジリアンらしい少しワイルドな杢目です。
引き締まっていてさらにクリアなトーンはトーンウッドとしてはやはり最高な材だと思います。
アイボロイドが巻かれたヘッドにはトートイスのヘッドプレート。
通常のヘッドとは一味違う外観で、なんとも渋いルックスです。
C.F.Martinの縦ロゴはソリッドのアバロンで装飾されており、ラミネートのアバロンと違い、色が綺麗で深く輝いています。
チューナーはオリジナルが付いており、裏にMartinの刻印が入っています。
指板、ブリッジはエボニー。
指板のエボニーは黒く、滑らかで美しく、スノーフレークのポジションマークがとても綺麗に見えます。
ブリッジのサドルはロングサドルの仕様です。
サウンドホール周りにはスタイル45のロゼッタ。
ピックガードはこの年代で特徴的な赤みのある塗り込みのピックガードです。
このピックガードは反ってたり、交換されているものも多いですが、この個体は綺麗なコンディションを保っています。
ボディのトップにはカラフルなアバロントリム。
サイドバックにはトップと比べて細くて白っぽいアバロントリムが装飾されており、戦前の45スタイルの雰囲気がしっかりと再現されています。
全体的に少し小傷はありますが、年式を考えればとても綺麗なコンディションです。
指板エンドにクラックの修理がありますが、あまり目立つものではありません。
これぞブラジリアンローズウッドのD-45と言えるような、太い低音と美しい高音。
複雑な音の成分が見事に混ざり合い、極上のサウンドに仕上がっています。
45スタイルでブラジリアンローズウッドのギターはやはりサウンドとして特別なものがあると思います。
製作から時間も経っており、音の抜けが良く、どこまでも伸びる美しいトーンは是非体感して頂きたいです。
演奏スタイル問わずにお店にお越し頂いた時には弾いてみてください。
アメリカのコレクターも探しているほどレアなギターです。
私の知る限りではD-45 Mandolin Brothers Limited Brazilian Rosewoodは日本国内にこの1本のみです。
今後この機種をご案内することは困難を極めます。是非この機会にご検討ください!