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Martin 2 1/2-17 (1896)

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¥1,760,000 (税抜¥1,600,000)
CONDITION: MINT
TOP: Adirondack Spruce
SIDE BACK: Brazilian Rosewood
FINGER BOARD: Ebony
BRIDGE: Ebony
NUT WIDTH: 46.3mm
BRACING: Scalloped X Bracing
PICKGUARD:
SCALE: 621mm
BINDING: Brazilian Rosewood(TOP)
TUNER: Original
CASE: Original Coffin Case

シリアルナンバーが入る前の1896年製のMartin 2 1/2-17が入荷しました!

フルオリジナルの素晴らしいコンディション&サウンドのギターで、当時のマーチンの魅力がたっぷりと味わえるスモールギターです。

TOPはアディロンダックスプルース。

杢目が綺麗で、とても質感の良いアディロンダックです。

S/Bはブラジリアンローズウッド。

バックのセンターに少しスパイダーウェブがある素晴らしいブラジリアンローズウッドです。

これでも当時の下のグレードのギターなのですが、使われている材のグレードは凄いです。

四角い穴のスロテッドヘッドにはブラジリアンローズウッドのヘッドプレート。

当時は手作業で作られており、スロテッドヘッドの穴の内側の側面にはRが付けられており、現代のスロテッドヘッドとは一味違うルックスになっています。

ヘッド裏には小さなバックスタンプが押されています。

チューナーはオリジナルの彫刻入りの3連で、つまみも綺麗にオリジナルが残っています。

指板、ブリッジはエボニー。

ポジションマークはパールのドットで、5,7,9Fにインレイされています。

ブリッジはオリジナルのピラミットブリッジで、オリジナル形で綺麗に残っています。

カラフルなロープパターンの寄木細工を使ったロゼッタにボディトップのみブラジリアンローズウッドのバインディングが装飾されています。

ちなみにこのロープパターン仕様のロゼッタは翌年の1897年に廃止されています。

1800年代のスタイル17ですと、黒いアイスクリームコーンヒールのネックとファンブレーシングが特長なのですが、1890年代から普通のスパニッシュシダーネックになり、Xブレーシングが採用され始めます。

その際にポジションマークがなかったものが、パールのドットポジションマークに変更されます。

チューナー、ナット、フレット、サドル、ブリッジ、ブリッジピン、エンドピン全てオリジナル。

ボディトップのセンターシーム横に1箇所クラックの修理がありますが、1896年製とは思えない素晴らしいコンディションです。

オリジナルのフレンチポリッシュの質感も素晴らしく、大変貴重なコンディションのギターです。

この時代の小箱のマーチンらしい柔らかく、セクシーなサウンド。

このサイズとは思えない音量があり、ナイロン弦の仕様ながらも震える箱鳴りは素晴らしいです。

こんなに小さいのに音が遠くに飛んでいきますし、弾く側も聴く側もこの音色にはノックアウトされると思います。

Xブレーシングなので、ファンブレーシングの個体よりもキリッとしたトーンで、艶があり輪郭のあるサウンドは絶品です。

是非一度体感して頂きたい音色の1つです。

オススメの1本です!