Martin 1-21 Converted by Merill to Style-45 (1898年以前)

シリアルナンバーが入る1898年以前のMartin 1-21！

その1-21をメリルがStyle-45にコンバージョンした特別な1本です！

オリジナルの1-45は1904年から1919年の間に6本しか作られていない貴重なモデルです。

その1-45を出来る限り再現し、ライトゲージを張れるスペックに仕上げた渾身の1本です。

TOPはアディロンダックスプルース。

メリルが選んだ杢目が均一で整ったアディロンダックスプルースです。

サイズが1サイズと小さいこともあり、素晴らしい材が選ばれています。

まだ色白で、とても綺麗なルックスです。

S/Bはブラジリアンローズウッド。

文句の付けどころがない素晴らしい質感のブラジリアンです。

色がとても濃い赤茶色で、黒いラインも入り、当時のアンティークマーチンらしいルックスの材です。

四角い穴のヘッドにはパールとアバロンでインレイされたオルタネイトトーチ。

当時のスロテッドヘッドの穴の内側の側面は切りっぱなしではなく丸められており、当時の職人の美意識が伝わってきます。

ヘッドの裏にはC.F.Martin New Yorkのバックスタンプが押されています。

チューナーは当時の物を再現したGolden Age製。

オリジナルと同じようにギアが上側に来るように取り付けてあります。

つまみは小川さんのインレイで、当時のオリジナルを再現しています。

指板はエボニー。

このエボニー材もメリルが選んでおり、3Fから入るスノーフレークのインレイ。

Style-45は1904年に誕生しますが、当時はまだインレイパターンが統一されていなく、個体によって1Fからインレイが入っていたり様々でした。

このコンバージョンは1904年の1-45を参考にして製作されています。

バーフレットが使われているところもヴィンテージマニアには嬉しい仕様です。

ブリッジは象牙。

オリジナルの1-45と同様にブリッジは象牙で作られています。

ブリッジが象牙だとルックスが一気に華やかに見えます。

アバロンの入ったロゼッタにノンピックガードの仕様。

ボディ全面にアバロンのトリムが入り、バインディングはアイボロイドの仕様です。

通常のメリルよりもさらに薄い塗装で仕上げており、全体的に細かな塗装のウェザーチェックが入り、雰囲気抜群の1本です。

使用感はほとんどなく、とても綺麗なコンディションです。

ライトゲージが張れる嬉しい仕様になっていますが、1サイズということもあり、現在はカスタムライトゲージを張っています。

新品では絶対にありえない音抜けの良さで、煌びやかな美しい倍音感。

元々1800年代のナイロン仕様のマーチンをコンバージョンしているので、抜群のレスポンス感と鳴り方です。

軽いタッチで弦を触れただけでも、太く、音量がある出音で、ピックで弾いても指で弾いても満足出来るギターだと思います。

カポを付けた時の音も凄く綺麗ですし、このギターでしか出せないサウンドがあると思います。

1-45がそもそも入手困難であり、リメイクしているルシアーもほとんどいません。

その中で象牙ブリッジまで再現したこの1本は非常にレアで、価値のあるギターだと思います。

本家がコンバージョンしたと言われても何ら違和感のない自然なトーンで、ルックスとサウンド共に素晴らしい1本だと思います。

是非このギターをコレクションに加えてください！

自信を持ってオススメ出来る1本です！