CONDITION: | EX |
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TOP: | Adirondack Spruce |
SIDE BACK: | Brazilian Rosewood |
FINGER BOARD: | Ebony |
BRIDGE: | Ebony |
NUT WIDTH: | 44mm |
BRACING: | Forward Shifted Scalloped X Bracing |
PICKGUARD: | Original |
SCALE: | 632mm |
BINDING: | Ivoroid |
TUNER: | Original |
CASE: | Hard Case |
1939年製の000-42!
エリック·クラプトンが1992年のMTVアンプラグドで演奏した000-42 1939年製は世界で最も有名なアコースティックギターの1つでしょう。
そのシリアル#73234の000-42は2004年にCROSSROAD GUITAR AUCTIONで$791,500(今の日本円で換算すると1億1800万円ほど)で落札されています。
今回入荷した個体はプレイヤーズコンディションではありますが、なんとワイドネック&フォワードシフトのXブレーシング仕様です!
TOPはアディロンダックスプルース。
40番台らしい整った美しい杢目。
現代の材とは見た目からして質の違いが見て取れます。
S/Bはブラジリアンローズウッド。
柾目の美しい材で、サイドには黒いラインが走る素晴らしい材です。
30年代のスマートなヘッド形状にオリジナルのデカールロゴ。
チューナーはオリジナルGrover G-98。
このG-98には1935年から1937年までの仕様と1938年から1941年までの仕様がありますが、これは1938年から1941年までの仕様の物が付いています。
指板はエボニー。
この指板は交換されていますが、オリジナルと同様に5Fからインレイされるスノーフレークのポジションマークです。
ネックのことを書きましたが、この個体は同年代のマーチンのアーチトップギターのネックが取り付けされていると思われます。
ブリッジはエボニーで、こちらも交換されていますが、オリジナルと同じロングサドルの仕様になっています。
アバロンとウッドの組み合わせのオリジナルロゼッタ。
ピックガードはオリジナルで、鼈甲柄の仕様です。
ボディトップの外周とネック脇にアバロントリムが輝くStyle-42の装飾。
ボディのバインディングはオリジナルのアイボロイドです。
ボディバックのセンターにはカラフルで美しい寄木細工が装飾されています。
チューナーとピックガードはオリジナル。
ネック、指板(指板バインディング)、ナット、フレット、サドル、ブリッジ、ブリッジピン、エンドピンは交換されています。
ボディトップの指板下と左上にクラック修理があり、割れ止めが貼ってあります。
また、ネック、ボディ共にリフィニッシュされています。
リフィニッシュこそありますが、フォワードシフトの時期の太く、たくましいトーン!
ここまで奥行きがあり、存在感のあるトーンはこの年代でしか味わえない素晴らしいサウンドです。
そして42スタイルの上品ながらも華やかな倍音感。
他の18、28、45スタイルとはまた異なったトーンで、ふわっとした柔らかさ、そして繊細さがあります。
他の年代では得られない抜群の瞬発力とパワーがあり、弾いていてとても気持ちの良いギターです。
今まで000-18、000-28、000-42、000-45の全てのフォワードシフトXブレーシングの個体を見てきましたが、後年のリアシフトXブレーシング期と比べると別格のサウンドです。
是非この機会に店頭でお試しください!
詳細に関しましてはお気軽にお問い合わせください。