CONDITION: | EX+++ |
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TOP: | Honduras Mahogany |
SIDE BACK: | Honduras Mahogany |
FINGER BOARD: | Gumwood |
BRIDGE: | Gumwood |
NUT WIDTH: | 43.7mm |
BRACING: | Original Scalloped X Bracing |
PICKGUARD: | Original |
SCALE: | 628mm |
BINDING: | White |
TUNER: | Original |
CASE: | Hard Case |
オリジナルバナーロゴのJ-45が入荷しました!
1942年から1945年までの僅か4年間しか存在しないバナーロゴのJ-45!
最も憧れるGibsonのフラットトップの1つではないでしょうか。
FONナンバーで特定出来ないのですが、この個体は恐らく1944年製だと思います。
やはりこのバナーロゴ時期のサウンドは別格です!
TOPはホンジュラスマホガニー。
このバナーの時期にはアディロンダックスプルース、シトカスプルース、マホガニーの3種類のトップ材が使用されています。
この個体はマホガニートップの個体で、柾目でとても杢目の細かい凄いマホガニーが使われています。
S/Bもホンジュラスマホガニー。
TOPとは違い、少しワイルドな杢目のマホガニーです。
こう見るとやはりTOPは強度を考えて、一番良い材を使っています。
ヘッドは上側の厚みが徐々に薄くなるテーパードヘッド。
黒塗りのヘッドには金色のGibsonの筆記体ロゴ。
そしてその下には”ONLY A GIBSON IS GOOD ENOUGH”のバナーロゴが装飾されています。
チューナーはオリジナルの3連タイプで、動作は良好です。
指板、ブリッジはガムウッド。
当時、指板にはブラジリアンローズウッドとガムウッドのどちらかが使われていました。
ガムウッドはブラジリアンローズウッドに比べて少し色が薄く、とても素直な杢目が特長です。
ポジションマークはパールのドット。
ブリッジのブリッジピン横にもパールのドットが入り、ロングサドルの仕様です。
サウンドホール周りには7プライのロゼッタ、ピックガードはオリジナルのトートイス。
ボディのバインディングはホワイトで、塗装の経年変化でアメ色になっています。
チューナー、ナット、フレット、ピックガード、ブリッジ、ブリッジピン(5本)はオリジナル、
サドルと6弦のブリッジピンが交換されています。
ピックガードの左横に1箇所、ボディの左サイドに3箇所クラックの修理があり、サイドのクラック箇所はタッチアップされています。
塗装のウェザーチェックなどはありますが、他は全てオリジナルフィニッシュ。
全体的にはとてもコンディションの良いギターです。
もうチューニングしてる時点から太く、凄まじい音を感じられます。
チューニングした後に弾いても、まぁ凄いサウンドで、これぞバナー時期のGibsonサウンドです。
音がとにかく太く存在感があり、鳴りと音量も素晴らしいです。
レスポンスが抜群に速く、音が太いのに軽やかにパーンと前に出る音は弾いていて最高に気持ち良いです。
マホガニートップですが、言われなければスプルースと思うようなサウンドで、とてもカリッとカラッと枯れたトーン。
見た目通りにトップ材の質の良さがしっかりと音にしっかりと現れています。
ピックはもちろん、指で弾いても素晴らしいですし、正に一生物に相応しいGibsonだと思います。
このバナーロゴ時期の音は現代では絶対に再現出来ないと思いますし、音が似ているギターというのも見たことがありません。
是非、この機会にご覧になってください。おすすめの1本です!