CONDITION: | EX++ |
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TOP: | Adirondack Spruce |
SIDE BACK: | Brazilian Rosewood |
FINGER BOARD: | Ebony |
BRIDGE: | Ebony |
NUT WIDTH: | 44.5mm |
BRACING: | Scallop X Bracing |
PICKGUARD: | Tortoise |
SCALE: | 645mm |
BINDING: | Ivoroid |
TUNER: | Waverly |
CASE: | Hard Case |
これぞ本物のヴィンテージギター!OM-28入荷です!
1929年から1933年の僅かな期間しか製作されていないオリジナルのOM-28!
OM-18はたまに見かけますが、OM-28に関しては日本国内で全く見ることがなくなってしまいました。
今となって入手困難に機種の1つだと思います。
TOPはアディロンダックスプルース。
経年変化でのこの焼け具合と色の感じ、オーラが半端ではありません。
店頭で見たら絶対そこで立ち止まることでしょう。
弾かれた傷もあり、圧巻のルックスです。
S/Bはブラジリアンローズウッド。
当時は原木をノコギリで切っていたので、その痕が残っています。
杢目も素晴らしく、今では考えられないようなグレードの木材です。
同じくブラジリアンローズウッドのヘッドプレートはロゴのない仕様。
当時は表にロゴはなく、ヘッド裏のバックスタンプのみでした。(表のロゴは1932-33年頃からです)
チューナーとチューナーの間の間隔も広く、この頃でしか味わえない雰囲気があります。
チューナーは交換されており、Waverlyが付いています。
指板、ブリッジはエボニー。
1931年製ですが、指板のポジションマークはショートパターンで5,7,9Fにダイヤモンド&スクエアのインレイ。
後から5,7,9,12,15Fのポジションマークになりますので、このポジションマークは前半のみの仕様となります。
5F,9Fのインレイが1箇所ずつ変わっていますが、他はハンドカットされているオリジナル。
当時のハンドカットされたインレイはお世辞にも綺麗とは言えず、ちょっと形が崩れていたりと、手作業の雰囲気が残っています。
ブリッジは交換されていますが、オリジナルと同じロングサドルの仕様になっています。
サウンドホール周りにはStyle-28のロゼッタ。
近年ではAuthenticシリーズでウッドを使ったロゼッタが復刻されていましたが、真ん中の太く白い部分以外はメイプルとブラジリアンローズウッドで作られています。
ピックガードはオリジナルのラージピックガード。
年代によって色や柄が変わるピックガードですが、この頃のものは本当に雰囲気が良いです。
ボディにはヘリンボーンのトリムが入り、アイボロイドバインディングの仕様。
ボディバックのセンターシームは継ぎ目のないジグザグ仕様です。
フレット、ピックガード、ブリッジピンはオリジナル。
チューナー、ナット、サドル、ブリッジ、エンドピンは交換されています。
TOPのセンターシームとピックガード両横に1箇所ずつクラック修理。
右ボディサイドのくびれから膨らみにかけて1箇所クラックの修理があります。
ネックと右ボディの割れの部分の塗装はオーバースプレー。
その他はオリジナルフィニッシュです。
ネックには鉄芯は入っていなく、エボニーロッドの仕様。
その為、金属音が少なく、木材本来が持つ美しいトーンです。
これは特にハイポジションを弾いた時に明確で、ちょっと他のギターでは絶対に出せないトーンです。
各弦どのポジションを弾いても一切余計な音の成分がなく、澄んだクリアなトーン。
ストロークすればキレのあるドライブトーンで、指で弾けば抜けが良くふわっとしたトーンはOMでしか出せない特別なサウンドだと思います。
これより後の30年代、40年代の000などとは全く別のトーンです。
是非この機会に触れてみてください。
これぞヴィンテージギターと言える素晴らしいギターです。